こんにちは、20代のサラリーマンとして働く『さすけ』です!
今回は『複利』についてわかりやすくできるだけ簡単にお話していきます。さっそくどんなものなのか見ていきましょう!
1. はじめに
私は社会人になってから将来の資産形成について真剣に考えるようになりました。日々の仕事に追われながらも「将来のために何か始めなければ」と思い、投資について学び始めました。
しかし、最初は「お金を増やすには何をすればいいのか?」「投資はリスクが怖い」といった不安ばかりでした。そんな中で出会ったのが「複利」という考え方です。
複利とは、元本についた利息がさらに利息を生む仕組み。この複利を活用すれば、20代からの少額投資でも長期的に大きな資産を築くことが可能になります。
私自身もこの力を活かして資産形成を始めたばかりです。この記事では、私と同じ20代のサラリーマンの視点から、複利の仕組みや長期投資のメリット、具体的な投資戦略について詳しく解説していきます。
2. 複利とは?その仕組みを簡単に解説
複利の基本概念
複利とは、利息が元本に加算され、それに対してさらに利息がつく仕組みです。
例えば、100万円を年利5%で運用すると、
- 1年目:100万円 × 1.05 = 105万円
- 2年目:105万円 × 1.05 = 110.25万円
- 3年目:110.25万円 × 1.05 = 115.76万円
…といった具合に、時間が経つにつれて利息が雪だるま式に増えていきます。
私自身も「100万円が30年後にどうなるのか?」とシミュレーションしてみたところ、その成長の大きさに驚きました。
金融庁などのサイトで簡単にシミュレーションを行うことができるので自身にあった金額で試してみるものありですね!
アインシュタインも絶賛した「複利の力」
物理学者アルベルト・アインシュタインは、「複利は人類最大の発明であり、世界の8番目の不思議」と評したと言われています。それほどまでに強力なこの仕組みを活かせば、資産形成が飛躍的に加速します。「知る者はそれを得る、知らぬ者はそれを支払う」
これは、資産運用で複利の力を活かす人は富を築き、知らずにいる人は借金やローンの利息を支払う側になる、という意味です。
アインシュタインの複利に関する言葉としてもう一つ有名なのが、
「複利を理解する者はそれを得る。理解しない者はそれを支払う」 というものです。
実際、私もこの言葉を知ってから「投資しなければ損だ」と気づき、すぐに積立投資を始めました。何もしなければ時間だけが過ぎ、貯金は増えないまま。逆に、早く始めれば始めるほど、将来の資産は大きくなる。まさに「知っているか知らないか」で人生が変わる考え方です。
あくまでこれは投資が成功する前提になっていますが、20代で複利の力を知ることが、人生最大の財産になる かもしれませんね。
3. 20代から複利を活かすべき理由
① 時間を味方につけられる
複利は「時間」が長いほど効果を発揮します。私自身、「今すぐ始めるべき!」と感じたのは、遅くなればなるほどリターンが小さくなると知ったからです。
例えば、
- 25歳から毎月2万円を年利5%で運用 → 65歳時点で約3000万円
- 35歳から同じ条件で開始 → 65歳時点で約1700万円
10年遅れるだけで、1300万円もの差が生じます。これこそが「時間の価値」です。
② リスクを分散しやすい
これは①時間を味方につけられると重なる内容ではありますが、利の力を活かす上で、リスク分散は欠かせない要素の一つです。投資には市場の変動がつきものですが、 長期投資を前提にすれば、一時的な暴落や不況の影響を受けても、時間とともに回復する可能性が高まります。
投資においてリスクを完全にゼロにすることはできません。しかし、 長期的に資産を運用することで、短期的な価格の乱高下に一喜一憂せず、最終的に安定した成長を期待できる のです。
例えば、歴史的に見ても 世界の株式市場は長期的には右肩上がりで成長してきました。
米国のS&P500指数を例にすると、1920年代から現在に至るまで、 何度も暴落を経験しながらも、長期的には成長を続けている ことがわかります。
過去の市場暴落の例と、その後の回復
市場暴落の出来事 | 最大下落率 | 回復までの期間 |
---|---|---|
1929年 大恐慌 | 約-80% | 約25年 |
2000年 ITバブル崩壊 | 約-50% | 約7年 |
2008年 リーマンショック | 約-55% | 約4年 |
2020年 コロナショック | 約-30% | 約半年 |
リーマンショックやコロナショックのように、一時的に大きな下落があったとしても、数年以内には回復していることがわかります。つまり、 短期的には市場の動きが読めなくても、長期的には成長し続ける可能性が高い のです。
③ 少額でも大きな成果を生み出せる
「投資はお金持ちがするもの」というイメージを持っている人は多いかもしれません。私も最初はそう思っていました。「まとまったお金がないと意味がないのでは?」とか、「少額の投資では大きなリターンは期待できないのでは?」と感じていたんです。
しかし、実際には 少額でも長期間コツコツと積み立てることで、驚くほど大きな資産を築くことができる ことを知りました。私自身も、最初は月1万円の積立からスタートしましたが、 その小さな一歩が、将来の大きな資産形成につながる ことを実感しています。
例えば、年利5% で運用した場合
- 月1万円の積立 → 30年後に約830万円(元本は360万円)
- 月3万円の積立 → 30年後に約2500万円
たとえ 月1万円の少額投資 でも、時間を味方につけることで 30年後には3倍近く に増える可能性があります。
1日わずか500円(コーヒー1杯分)を投資に回すだけで、月1.5万円の積立が可能 になります。これを 30年間続ければ、1,200万円以上 に増える可能性があります。
投資を始めるのに 「お金がないから無理」 という理由はないのです。大切なのは、 「まずは少額でもいいからスタートすること」 です。
4. 具体的な投資戦略
① インデックス投資の活用
私が最初に選んだのが 「インデックス投資」 でした。投資に興味を持ち始めたとき、何から始めればいいかわからず、「個別株?投資信託?不動産?」と迷ったのですが、結局たどり着いたのが S&P500や全世界株式などの指数に連動した投資信託 でした。
- S&P500や全世界株式などの指数に連動した投資信託を購入
- 長期保有することで、安定したリターンを狙う
個別株の場合、企業が倒産すれば資産がゼロになる可能性もあります。しかし、インデックス投資は 市場全体に投資するので、1社の業績が悪化しても大きな影響を受けにくい です。
インデックス投資の魅力は、短期売買のように頻繁に売買する必要はなく、 長期的に積み立てることで資産を増やせる ので、忙しい社会人でも続けやすいです。
② NISAを活用する
投資を始める際、税金の負担は無視できない要素です。しかし、日本には投資家を支援するための税制優遇制度「NISA(少額投資非課税制度)」があります。特に2024年から始まった新NISA制度は、私たち20代の資産形成において強力な味方となります。
- つみたて投資枠:年間120万円まで非課税。従来のつみたてNISAの年間40万円から大幅に増額されています。
- 成長投資枠:年間240万円まで非課税。 従来の一般NISAの年間120万円から倍増しています。
新NISA制度は、投資家にとって非常に有利な制度です。年間投資上限額の拡大、非課税期間の無期限化など、資産形成を後押しする仕組みが整っています。
私も新NISAを活用し、長期的な視点で資産を育てています。
③ 積立投資のメリット:ドルコスト平均法
投資にはリスクがつきものですが、そのリスクを抑えながら資産を増やしていく方法の一つが「ドルコスト平均法」です。私自身も、投資を始めた当初からこの手法を活用しています。特に、長期的な資産形成を目指す20代の私たちにとって、ドルコスト平均法は非常に有効な投資戦略といえます。
**ドルコスト平均法(Dollar-Cost Averaging)**とは、一定の金額で定期的に投資を行う手法のことです。たとえば、毎月1万円ずつ投資信託やETFを購入するといったスタイルがこれに該当します。
この手法の最大の特徴は、「市場の価格変動に影響されずに投資を続けられる」点です。株式市場は日々変動しており、価格が高いときもあれば低いときもあります。しかし、定額で購入し続けることで、価格が高いときは少ない口数を、価格が低いときは多くの口数を買うことになります。
この結果、長期的に見たときに取得単価が平均化され、価格変動リスクを抑えながら資産を増やせるのがドルコスト平均法の大きなメリットです。
5. 20代からの資産形成が叶える未来
20代からの資産形成が叶える未来には、多くの魅力的な可能性が広がっています。資産を着実に増やすことで、人生における大きな目標や夢が現実になるのです。
- 起業のための資金作り
- 旅行や趣味を楽しむための資金
- 30代で早期リタイア
資産形成によって、人生の選択肢が広がります。
7. まとめ
私も資産形成を始めたばかりですが、正直なところ「もっと早く知りたかった!」と感じています。若い時からの資産形成がどれだけ自分の未来を豊かにしてくれるか、今振り返ると本当に重要なことだったと実感しています。早く始めることで、時間を味方につけ、資産が着実に増えていく様子を見ながら、自信を持って未来に向かって歩みを進めることができるからです。
「今日が一番若い日」
この言葉には強い意味があります。明日から始めても遅くはありませんが、「今」始めることで、時間を最大限に活用することができます。どんな小さな額でも、最初の一歩を踏み出すことが非常に大切です。今この瞬間が一番若い日であり、資産形成のスタートラインに立つのに最適なタイミングなのです。
複利の魔法を体験し、将来に向けて一緒に第一歩を踏み出しましょう!
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